東京オリンピックについて思うこと〜スポーツの価値
東京オリンピックをコロナ禍で開催することに世論が二分されている昨今、感染拡大の可能性が拡大するというリスクはわかりやすいですが、菅総理の「五輪で希望と勇気を世界に」という開催意義は曖昧で分かりにくいものです。
オリンピックが開催できるのか?は専門家でないので分かりませんが、スポーツに携わる人間として、オリンピックの開催意義を考える必要がある。そう思いリオオリンピック開会式を見直しました。
オリンピックの開会式は改めて見ても胸躍ります。
世界各国のアスリートが集結し、皆笑顔で会場を歩く。
そこには国としてのの優劣も男女差もなく、皆が同じルールの下に平等です。オリンピックがなければアフリカの島国のことに想いを巡らせる機会はありません。
国力の差が出場人数や獲得メダル数に大きな影響を与えていることは承知しています。国内が内紛状態ではスポーツ活動に取り組む余裕がないことは当然のことです。
「オリンピズムの目的は、 人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、 人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである」
オリンピック憲章の一文です。
新型コロナウィルスは人類共通の敵でありながら世界を更に分断させているように感じます。
オリンピック以外に世界の人々を巻き込んだイベントは他にありません。
今こそオリンピックの意義、スポーツの価値を再考し、国民の理解を説くべきと思います。